2024年度秋中小企業診断士二次試験TAC模試の結果

中小企業診断士試験

どうも、哀歌です。

今年、初めて中小企業診断士二次筆記試験のTACの模擬試験を受講しました。

8月末に実施された模擬試験ですが、その時の結果はどうだったのか。

そして、来年1月に発表される合格発表の結果と合わせ、どのような関係になるのかを検証したいと思います。

実はTACの模擬試験を受講したのは初めてでしたが、感想としては多くの模擬試験の中でも質は高い方だなと思いました。

それでは、早速結果を発表です。

結果は上位8%以内

模擬試験結果の画像を添付します。

全体の結果としては、上位8%以内に入ることができました。

事例Ⅲ、事例Ⅳで、平均点より20点以上高い点数を稼ぐことができたのが要因かと思います。

今回は4事例の中で、事例Ⅰと事例Ⅱについて振り返ってみようと思います。

歯ごたえがある事例Ⅰ、本番を想定した難易度で非常に勉強になる

自分自身、特に事例Ⅰの点数が安定しないという課題があったので、その強化を目標としていました。

その課題解決においては、TAC模試の事例Ⅰは難易度もそこそこ高く、非常に参考になる良問でした。

最近の本試験で文章量が多くなる傾向にありましたが、事例Ⅰはそれに合わせて文章量が多く、限られた時間で読み解く力を要求されました。

また、事例Ⅰ特有の問題でもある、戦略のメリットや人事に関する設問、そして制約条件等、本試験の難易度に合った良問が多く出題されており、私自身はとても勉強になりました。

ちなみに、今回の事例Ⅰの得点が平均点よりも低いですが、その原因は最後の問題の得点が0点だったことです(笑)

設問解釈をきちんと行わないと酷い目に遭うな……と痛感した結果でした……。

本番で、こんなミスはしないと気を引き締める結果になったので、良かったですけどね。

疑問が残る事例Ⅱ

さて、平均点が最も低く、自分の得点も最も低い事例Ⅱですが、これに関しては難易度……というか、設問設計等に疑問を感じる点が多いです。

今後、過去の模擬試験を勉強に活用される方もいらっしゃると思うので、直接的な文言の使用を避けます。
もし、内容を少しでも知りたくないという方は読み飛ばしてください。

さて、原因が最終問題の施策についてです。

模範解答としては、とあるITを活用した提案を行うことを要求しておりますが、与件や設問文を何度読み直しても、その提案が妥当と思われる根拠を拾うことができません。

解説を読むと、設問文の内容から想定することを求められたのですが、当該設問文だけで想定しろというのはさすがに無理があると思います。

また、返却された採点用紙については「多くの人が書けていませんでした」という講師の方のコメントが書いてありました。

それって、設問の設計として間違っていたということでは……。

また、模範解答を見ていて結構衝撃だったのがもう一点。

模範解答が、文字数をオーバーして書かれていたことです。

本試験で回答欄をオーバーして記載したら、得点が入らないという状況になるかもしれないのに、予備校が文字数を超える模範解答を出してしまったらまずいのではないでしょうか……(句読点などを調節すればどうにか収まるとは思いますが)

ということで、平均点が最も低くなって当たり前かなぁと思った事例Ⅱの気になる点でした。

ただし、その他の設問や与件の内容に関しては解き応えがある問題でしたので、解く価値のある問題だとは思います。

終わりに

TAC模試は、他の予備校の模擬試験と比べて辛口の採点をされる、というレビューを目にしたことがありますが、確かにそれはあると思います。

ですが、質が高い問題が多いので、本試験を想定するのであればとても価値がある模擬試験だと思います。

本記事が、今後の中小企業診断士二次筆記試験の役に立てば幸いです。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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