ネタ作家が教える超簡単会話術
誰とでも仲良くなれて、話が弾むような、コミュニケーション能力が神レベルのような人が身近にいませんか?
交友関係が広いので、人脈を武器にできる。そういう人がとても羨ましく思えますよね。
そうなりたいと思っても、自分から会話をするのが苦手で、特に初対面の人とは何を話せばいいのか分からない……なんて悩みがあると思います。
私もそうです。初対面の人に何を話しかければいいのか、内心では非常に焦ってしまいます。
そんな会話が苦手な人でも、楽しくお話ができる会話術を伝えてくれているのが本書です。
著者はお笑い芸人のネタ作家として活動をされていらっしゃるため、面白い話を武器に活躍するお笑い芸人のトーク力を分析し、雑談力を高めるメソッドを紹介してします。
ではどうすれば会話が盛り上がるのか。
簡単に本書を紹介しましょう。
中身のない話で会話のハードルを下げる
初対面の人に、天気の話題を投げかけてみる、なんて話を聞いたことがありませんか?
取り留めのない話題すぎて、そんな話を振って意味があるのだろうか、と思った事があるかと思います。私もそう思いました。
ですが、こんな話題を振ることにも理由があったのです。
それは「中身のない話を振り会話のハードルを下げる」ことだったのです。
自分からどうでもいい話を振ることで、初対面の相手に対し「会話のハードルを下げる」ことで、相手に話しやすくさせる環境を作ってあげるんですね。
天気の話題を振るというのはまさにこういった効果があり、他にも
・「今日暑いですねー、アイス食べたいなー」
・「すっごく肌がカサカサになっちゃって!」
・「おっ、あそこに犬がいる」
など、全く中身のない話を振って、初対面の相手との会話のハードルをまず下げてみるのを意識してみることが重要です。
感想を伝える時は自分の行動に落とし込め!
勿論、話しかけるだけではなく、相手の話をしっかりと聞いてあげることも重要です。
その中で、話が盛り上がる5つの良いリアクションとして、
①大きく相づちを打つ
②オーバーリアクション気味に伝える
③共感を伝える
④オウム返し
⑤話の終わりに余韻を作る
という手法が紹介されています。
特に⑤に関しては、相手の話を聞いた直後にすぐ新しい話題を振るのではなく、
「なるほどー……面白いなぁ、その話……」
等、しっかりと話を聞いたという余韻を作ることで、相手も自分の話をしっかり聞いてくれたという気持ちを持ってもらうことができます。
そして、更に相手に好印象を与えるためには、自分の行動に落とし込む、ということも非常に効果的です。
例えば、お菓子の差し入れをもらった時に、
「美味しかったです」
だけを伝えてしまうのは非常にもったいない!
このような時に、
「美味しかったです! これどこに売っているんですか? 今度買いに行きたいです」
というように、自分の行動にまで感想を落とし込むことで、より強い感想を伝えることができます。
ちょっとした工夫をするだけで、誰とでも話を盛り上げることができるので、ビジネスシーンでも積極的に取り入れていきたいスキルですね。
終わりに
他にも、簡単な質問に答えるだけで自分の特性を診断し、特性ごとに話を盛り上げる方法などがまとめられており、すぐに使える会話術のヒントが盛りだくさんな一冊になっています。
簡単な漫画が一緒に付いているので、読みやすくて理解しやすい本でした。
会話に苦手意識がある人は、是非本書を読んで会話のハードルを下げてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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