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【体験談】中小企業診断士の実務補習(3〜5日目)SWOT分析の壁と報告書作成のリアル

哀歌

どうも、八木です。

今回は、2月開始の実務補習8日間コース内容をお届けする記事の第二弾です。。

本記事では3日目~5日目まで。具体的には方向性が決まり、各自で経営診断報告書を作成する直前までのお話です。

実務補習全体を通じての感想は、「受けてよかったかどうかは指導員とメンバーによる」という結論は変わりません。

その中でリーダーを拝命した私が、どんなことを感じてきたのか、ということも詳細に語っていきたいと思います。

3日目:実務におけるSWOT分析の難しさと「あるべき姿」の策定

外部環境分析でのAI活用と現場視点

前日はSWOT分析を行いましたが、複数行っている事業についてまだSWOT分析が中途半端だったため、宿題として各自が持ち帰り発表する流れとなりました。

今回のように、スムーズに議論が進めば宿題はないですが、議論が盛り上がったり、なかなか方向性が定まっていなかったりすると今回のように宿題としてタスクを持ち帰ることになります。

さて、SWOT分析は二次筆記試験で散々やってきましたが、やはり実務となるとやり方が色々と変わってきます。

まず外部環境分析ですが、ここで大活躍したのはAIでした。

geminiやchatGPT、AIを駆使しまくるメンバーのおかげで、参考資料と共にしっかりとした裏付けがある情報が揃ってきます。

ただ勿論AIに全てを任せているわけではなく、ミクロの視点で実際に店舗を構えている場所の分析や、自分達が見た実際の店舗立地なども意見していきます。

他にも、競合店をしっかり調べる必要があったりと、まだまだAIだけで全てを完結するには遠いです。

それでも、外部環境分析はある程度の形にはできます。

「事実」を「強み」に昇華させる深掘り

問題は内部環境分析です。正直言って「強み」や「弱み」をしっかり分析していくことは非常に重要だと感じました。

我々が議論の中で内部環境分析を行っていく中で、指導員の先生から非常に重要な助言をいただきました。

「事実だけを強みにはしない。そこに至る背景に何があるのかを考えなければいけない」

例えば二次筆記試験では、「売上が高い」「固定客が多い」といった強みを回答したことがあると思います。私もそんな風に書いたことは何度もあります。

ただそれはあくまで事実。それでは「固定客が多い」というのはどうしてなのか、ということまで分析する必要があります。

例えば「技術力が高い」のか、「接客力が高い」のか、「商品に魅力がある」のか。

よく、何故? 何故? を繰り返していく、なんてことを試験勉強のアドバイスとしてもらったことがありますが、これがようやく腑に落ちた瞬間でした(遅いですね……)

クロスSWOT分析と議論のスピード感

そしてSWOT分析を終えた後は、クロスSWOT分析に落とし込んでいきます。

強みを機会にぶつけるのか、弱みを克服して機会を最大化するのか、強みを生かして脅威を抑えるのか、最悪の事態を回避する、のか。

試験問題でいえば、戦略を考える問題ですね。これをあらゆる方向で考え、議論する感じです。

これが、今後の戦略の方向性になってくるので、しっかり議論していきます。

私はこの時、何度かメンバーと指導員の先生が議論している話題に追い付いていけず、ポカーンとしていたことがありました……。

議論の段階を突然一つ、二つ飛び越えると、「え、今これ何の話してんの? どの話?」となってしまい、結局その議論がまとまったのかどうかも分かっておらず、議論の進行に戸惑うことが……。

めっちゃ悔しいし、情けないな……と思っていました、ちきしょう。

将来の理想を描く「あるべき姿」の策定

さて、議論は次の段階に入り「あるべき姿」の策定を行います。

これは、診断先の事業者さんからのヒアリングを通じて、将来こうなっていたらいいなという理想の姿を我々で議論し設定します。

これを行う理由は、現状をあるべき姿のギャップを浮き彫りにすること。

つまり、課題の設定です!

ただ、あるべき姿の設定を経験したことがない我々は、どういう理想像を設定すればいいのか分からなかったので、指導員の先生に助けをもらいました。

残念ながらこれも終わらせることができず、持ち帰って宿題となりました。

4日目:具体性が求められる課題設定と解決策

短期・中期・長期を見据えた課題設定

宿題となっていたあるべき姿を議論し、指導員の先生からアドバイスをいただいて、ようやくあるべき姿の設定が完了します。

あとは、これを目指すための課題の設定ですが、例えば10年、20年先となると、時期を分け「短期、中期、長期」と分けていく必要があります。

そして課題についても、全体戦略、財務、人事、各事業ごと、など個別の課題設定が必要になります。

それらが固まり始めると解決策を考え始めるのですが、この辺りから整合性を考慮する必要が出てきます。

他にも、SWOT分析やクロスSWOT分析で詰め切れなかったことや、別の視点の考えも出てきたりするため、常に議論が真っすぐ進み続けるとは限りません。

ただし、残念ながら時間は限られているため、仮に議論が少し不十分であっても先に進める必要が出てくるので、一つの論点を延々と議論しているわけにはいきません。

我々のグループは、度々議論が立ち止まったり、時には戻ったりすることもあったので、どこで区切るかというのは難しい問題でした。

二次試験とは違う「リアルな解決策」の探求

さて、解決策についても良い案がすぐに出てくるとは限りません。

例えば「独自性のある店舗改装を行う」にしても、どのような独自性を持たせるべきなのか、誰に、何を、どのように、という設定を行い、そもそも需要があるのか、ということをしっかり調べる必要があります。

ここは二次筆記試験とは全然違うので、「人材の確保」という課題に対して「人材採用を強化する」という解決策では全然ダメなわけです。

人材確保はどうやって行うのか、どういう人を採用したいのか、利用者はどういう人が多いのか、そもそも予算は? といったことを考えながら解決策を探していきます。

この辺でも、ざっくりとした調査はAIが大活躍してくれます。

その情報を元に自分でも調査を進めて、案を固めていくというイメージですね。

翌日の5日目には、経営診断報告書を実際に書き始める段階に入るので、それまでに自分がまだ足りていないところを考えて、翌日までの準備するというのが宿題となりました。

5日目:いよいよ経営診断報告書の作成開始!

全体共有と「後戻りできない」緊張感

持ち帰った課題、解決策などを発表しながら、方向性を全員で話し合い修正を加えていきます。

担当パートの方向性が固まった後、全員で全体の戦略、課題などの共有を行います。

何故かというと、経営診断報告書の作成に入ると前には戻れなくためです。

戦略、人事、財務、各事業ごとに方向性を共有し、絶対にここから外れないことを意識します。

リーダー(戦略担当)に求められる役割とは?

さて、経営診断報告書はひな型をもらっていたので、自分の担当パートにて表題にどういった内容を書いていくか、ということを考えていきます。

その後、経営診断報告書の設定を全員で共有し、IT担当の方を中心に細かい設定や、分からない操作方法などを話し合いながら、全員が報告書を書ける段階にまで持っていきます。

私は戦略を担当し、リーダーを務めていたわけですが、そもそも戦略面って何を書くの? という疑問が出てきます。

戦略部分については、報告書の目次を部分を作ったり、外部環境、内部環境分析の結果、あるべき姿、クロスSWOTによって導かれた結果を元にどういった課題と解決策を考えたか、を端的に分かりやすくまとめます。

例えていうなら、この後の財務、人事、各事業担当が、こういった内容で書いていきますよー具体的な解決策はこの後の発表を見てね! という内容を提示し、他のメンバーが綺麗なシュートを決められるように上手いパスを出すイメージです。

なので、私は個別具体的な施策の詳細な説明をするのではなく、今回の提案内容を上手いことまとめて分かりやすく伝える、ということですね。

ということで、ある程度方向性を固めたところで、次の土曜日までに完成させてくるように、この先の平日で各々仕上げてくる、という大きな宿題を持って解散です。

おわりに

今回は実務補習の3日目~5日目までのことをまとめました。

この段階で、結構苦労をしていたのですが、我々は全員が共有した考えがありました。

「5日で終わらせてた過去の実務補習をやった人、どんだけ大変だったんだよ!」

いや本当、8日間に期間が伸びたことには本当に感謝です。

こんなの5日で終わらせられる気がしないですよ……。

続きはまた後日公開します!

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ABOUT ME
八木 孝浩
八木 孝浩
中小企業診断士登録予定
2025年度中小企業診断士試験に合格し、現在登録に向けて活動中。 また、ライトノベル小説家として3冊書籍を刊行。事務経験がメインの自分が、どのように中小企業診断士として活動していけるのか。そんな情報を発信しながら活動を続け、自分を磨いていきたいと思います。
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