【体験談】中小企業診断士の実務補習(6〜8日目)診断報告とリーダーとしての反省点
どうも、八木です。
今回は、2月開始の実務補習8日間コース内容をお届けする記事の第三弾です。
本記事では個人作業期間~最終日まで。具体的には個人で担当パートの経営診断報告書の作成を行い、事業者様へ直接発表を行うまでのお話です。
リーダーとして(勝手に)重責と緊張を抱える自分が、事業者様への発表に向けてどうなっていくのか。
なるべくリアルな感想をお届けしますので、今後の実務補習の参考にしてください!
個人作業期間:経営診断報告書の作成と役割

5日目のwordの様式やルールを全員で再確認した後、平日は全て個人作業になります。
この時、メンバーの提案でslackを導入していたので、連絡が取りやすい状態になっていました。
私は独立……という名の無職の状態だったので、経営診断報告書を作成する時間はありました。
戦略パートに関しては、前回の記事の通り、事業主様の会社が直面する外部環境や内部環境をまとめたり、各担当パートを総合した戦略の方向性を説明するパートです。
イメージとしては、この後の各パートの方の説明がすんなり入りやすいように、私がパスを送るような役割です。
具体的に書く内容としては、指導員の方にいただいた過去のグループの経営診断報告書の流れを参考にします。
総括提言→概要→沿革→現状分析(外部環境、内部環境分析)→ありたい姿→クロスSWOT分析と戦略の方向性、という感じです。
つまり、これまでメンバーで議論してきた内容を要約する、ということですね。
もっと言うと、例えば新規で人材を獲得する、という方向性は戦略パートで触れますが、具体的にどのような採用活動を行い人材採用エージェントを使うか、というのは人事パートで提案する流れです。
そんな中、指導員の方から「6日目の前日に、途中でもいいから全員分の資料をマージして共有してください」という指示がありました。
ですが、私以外のメンバーの皆様はお仕事が終わった後に作業をされているので、半分くらいしか完成していないという方もいらっしゃいました。
マージ作業についてはIT担当の方にお任せして、6日目を迎えることになりました。
6日目~修正作業:指導員からのフィードバック

この日の朝、マージした仮の経営診断報告書に指導員の方が修正点を赤書きしておいてくれました。
6日目はこの修正箇所を共有し、個別に指導員から修正箇所の確認や指摘を受けた上で直していく感じです。
どうしても自分一人でやっていると、記載内容の齟齬や方向性のちょっとした矛盾、不要な箇所の削除、など色々指摘を受けました。
私は修正箇所が少なかったのもありますが、戦略パートは個別具体的な施策を提案するわけでもないので、大失敗というのが少ないんですよね。
逆に、事業の提案を担当されている方は、そもそも提案内容に指摘を受けたり、調査した内容に関する分析が間違っているなど、結構大変そうな指摘をされている方もいらっしゃいました。
結構スムーズに修正を行っていた私は、こんな風に考えていました。
「戦略パートは、全員で議論した内容を要約するだけで難しいことをしているわけではない。自分だけこんな作業をするだけでいいのか……?」
他のメンバーから見たら、戦略パートの方が難しい、と思われるかもしれません。
でも私にとって、個別の施策提案は0から1を生み出している大変な作業であって、私は散らばった1を5にまとめあげる作業だと思うのです。
と感じた私は色々手伝おうかと思ったのですが、今になって新たなアイデアを提案しても混乱を招くだけなのと、AIの知識不足で満足に調べるということもできず、雑務を手伝うくらいしかできませんでした。
一応、テプラを使って経営診断報告書をファイルにまとめる、といった雑務を頑張ってこなしましたが……リーダーとしては、もっとメンバーを助けられるようなことができたらよかったです。
自分の実力不足が本当に悔しくなりました。
7日目~ギリギリまで作業し完成へ
この日、再度朝に指導員の方がwordファイルに各担当者への注意書きをしてくださったので、これを修正する作業から開始です。
細かい修正になってくるので、一旦午後2時を目途に完成させマージ作業に入ろうということになりました。
但し、担当パートによってはギリギリまで作業をされている方もいたので、とにかく他のメンバーで大体の作業を終わらせ、最後の方の分をマージして完成、という形にもっていきました。
詳細は言えないですが、なかなか終わらなかった方は担当されている内容が難しかったこともあったので、仕方ないという気持ちが強かったです。
お世辞でも何でもなく、皆さん本当に優秀な方々ばかりだったので、実務補習の難しさをただただ痛感するばかりでした。
午後5時に施設から出なければならないので、ギリギリまで作業をしてもらい、完成直後にすぐにマージをします。
そしてざっと自分の担当パートを見直し、誤字脱字を修正し、時間ギリギリに担当指導員に印刷用のpdfファイルを渡してこの日は終わりました。
我々の班は、指導員の方のおかげで施設内の印刷機で紙の印刷ができたので、午後5時を過ぎていましたがあとの印刷を指導員の方に任せて終了となりました。
残るは事業者さんへの発表のみです。
最後の宿題は、一人10分以内で発表することを想定し発表内容をまとめてくる、というものでした。
とりあえず肩の荷が下りたメンバーの皆様は晴れやかな顔をしていましたが、自分は一人リーダーとして無力だったことや実力不足だったことを悔しく思う気持ちが最大級に大きくなっていました。
8日目~発表、そして打ち上げ、別れ。

翌日は朝から各担当パートの発表を聞き、メンバー全員で感想を共有します。
一番手は私で、時間を測りながら発表の練習を行いました。
ただ、実は私はこれまでの仕事で人前で発表をした経験が皆無であり、緊張したり早口になったりで、全然上手く喋れませんでした。
メンバーからも優しい指摘を受け、発表の難しさを知ると同時に、やはりここでも自分の実力不足に悔しさを覚えました。
全員で発表の練習を終え、昼食を取り、その後事業者様を訪問するまでの時間で発表の練習をします。
そして最後に、指導員の方からメンバー全員へ、今回の実務補習の感想を共有しましょう、とのお話がありました。
①チームの目標の達成具合 ②個人の目標について ③良かった点と悪かった点
各々の話を聞きながら自分の番が回った時、私は次のようにお話しました。
「リーダーとして上手く出来たとは到底思えないし、自分の実力のなさを痛感し悔しいという気持ちでいっぱいです。自分が良かったと思う点は一つもありませんでした」
私はただ本心を告げました。
良い経験になるからということでリーダーに志願しましたが、困っているメンバーを上手く助けられなかったし、議論を円滑に進められたとも思えない。
ましてAIに触れていなかったのですぐに行動に移せず、情報の整理に時間がかかってたまに議論についていけないこともあって。
指導員の方も、メンバーも、本当に素敵で優秀な方々ばかりです。
ですが、自分個人で見たら、全然上手くできなかったという感想しかありませんでした。
指導員の方からのレビューでは、
「それはリーダーという目標をどこに置いていたかで感想は変わるけれど、過去の実務補習と比べると戦略パートでの修正箇所は少ない方だったよ」
と、励ましてくれました(笑)
うーん……と思いつつも、それよりも今は最後の報告会へ意識を向けます。
一体事業者様はどのような反応をされるのか。
見当違いのことを提案して怒られたりしないだろうか。
様々な不安を抱えながら、いざ事業者様の元へ向かいます。
発表まで、心臓がバクバクでした。とにかく緊張と不安いっぱいでした。
そして本番。事業者様を前に、私を先頭にメンバーが順に発表していきます。
早口になりながら、落ち着いているとは程遠い心境でどうにか戦略パートの説明を始めます。
戦略パートは全体の方向性であり、細かい施策等はこの後の発表で分かる、という内容だったので、特に質問が来ることはありませんでした。
メンバーの中には、落ち着いて話をしている人もいれば、私と同様にたどたどしくなってしまうメンバーもいましたが、何とか発表は終了。
打ち上げを行う店に行くまで、上手く説明できた気がしないなぁ……と反省しながら歩いておりました。
いずれにしても実務補習はこれで終了。指導員を交えて全員で打ち上げとなりました。
そこでメンバーから言われたのは、
「年代もちょうど真ん中で、変に尖ったりせずフラットに全員の意見を聞いている八木さんがリーダーだったので、我々は議論がしやすかった」
との激励をいただきました。
ここで、ふと思いました。
私が理想としていたリーダーには全然届いていなかったのですが、そもそも今回の実務補習では私の理想のリーダー像が求められていたのだろうか、と。
自分としては反省がいっぱいだし、悔しさも大きいです。
ですが、結果として全員がやりやすかったという感想を持ってくれたのであれば、それはそれでよかったのではないかなと。
勿論今後の自分の改善点はたくさん見つかりましたが、とてつもなく大きな収穫があった実務補習だったと思います。
それもこれも、指導員とメンバーに恵まれたから。
私のように、実務補習を受けてよかったなと思えたのは、やっぱり指導員とメンバーに恵まれた幸運があったからこそだと思います。
というわけで、こんな結論でまとめて恐縮ですが、実務補習が有益かどうかは指導員とメンバーによります(笑)
おわりに
今回で実務補習シリーズは終了です。
参考になったかどうかは分かりませんが、今後実務補習を考えている方は検討されてみてはいかがでしょうか。
それでは今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



