実務補習

【体験談】中小企業診断士の実務補習はしんどい?未経験者が8日間コースを受けたリアルな感想

哀歌

どうも、八木です。

先日、実務補習の8日間コースを受けてきました。 ただ、この実務補習を受けるにあたり、個人的にはとんでもない不安と心配を抱えておりました。

実務補習を受ける者は、「プロの中小企業診断士としての自覚をもって実務補習に臨むこと」と書いてはありますが、そうは言っても試験に合格しただけでコンサルタントとしての経験は皆無。 会社の仕事でも、マーケティングや経理の仕事の経験があるわけでもないため、「試験で知識は得たけれど実際に活用したことはない」という状態で、果たして実務補習を受けていいのか? チームとして1社のコンサルティングを行うけれど、足を引っ張るだけの存在にならないだろうか?

とにかく、こんな不安と心配だらけで実務補習が始まる前から緊張しっぱなしでした。 その緊張を紛らわすためにも、先輩診断士のブログを調べて情報を得ようとしたものの、実感が伴わない情報のため結局よく分からない。

そんなわけで、次の実務補習を受ける方に向けて、私が個人的に感じた実務補習のリアルな感想をまとめようと思います。 8日間を全てまとめると記事がとんでもなく長くなるので、なるべく詳細にお届けするために記事を分割します。

まず今回は、全体の総括についてです。 今後実務補習を受ける方や、来年以降試験合格直後に受ける方の参考になれば幸いです。

中小企業診断士として登録する条件と「有給休暇」の壁

まずは中小企業診断士として登録するための条件を確認しておきましょう。 15日間の実務経験がなければ登録はできません。

そのため、試験に合格した直後には、その経験を得るために実務補習を検討される方が多いと思います。(その他、各団体が行っている実務従事も選択肢に入ります) 結論から言って、私は実務補習と実務従事を組み合わせて、15日間のポイントを得て登録を行いました。

ただ、会社に勤めている方で実務補習を受講される場合は、必ず有給休暇を取得する必要があります。

  • 8日間コースの場合: 土日休みの会社員の方でも、3日間の有給休暇を取得する必要がある(※2026年2月のプログラムの場合)
  • 15日間コースの場合: 更に多くの有給休暇を取得する必要があるため、会社との交渉が必須

私の班では、独立している(無職とも言う……)私以外は会社員の方で、「有給休暇をたくさん取れないから8日間コースにした」という方が多かったです。

実務補習がしんどいかは「指導員とメンバー」で決まる

さて、本ブログの結論を言ってしまいます。 実務補習は受けた方がいいかどうか、それは全て指導員と班のメンバーによります、としか言えません。

担当の指導員によって苦労が左右される

まず指導員についてです。 協会所属のベテラン中小企業診断士の方が指導員として付いてくれます。 基本的には、議論を行う際の議題の設定、議論が間違った方向へ行った場合の軌道修正、試験勉強の知識とは違う実務で注意すべき点など、要所要所でアドバイスをくれます。また、事業者さんへのヒアリングを行う際に指揮をしてくださる等、実務補習メンバーが困った状況に陥ったら助け船を出してくれる存在です。

しかし、上記はあくまで我々のグループを担当していただいた指導員の方の場合。 中には「ちゃぶ台返し」と呼ばれる、スケジュール後半で全てをひっくり返してやり直しをさせる方もいるとか。こういった指導方法の違いは指導員の方針によって左右されるため、厳しい指導をされる方が担当になった場合は実務補習で苦労が多いかもしれません。

他にも、指導員の方が共有してくれる参考資料のクオリティにも違いが現れるようです。 例えば、最終日に事業者さんに提出するWordで90ページほどになる経営診断報告書について。他の班の方に聞いたところ、Wordをくっ付けていく「マージ作業」に苦戦を強いられたとのこと。その原因は、指導員の方が共有してくれたWordファイルの設定が正しくなかったため、マージ作業にかなりの時間を取られたようです。

というように、実務補習の苦労のレベルは指導員によって左右されるので、一概に楽なのか大変なのかはやってみないと分からないです。その点、我々の班は指導員の方に恵まれたこともあり、大きなトラブルなく進めることができました。

班のメンバーのITスキルや協調性も重要

そして、班のメンバーがどのような人なのかということも実務補習を左右する大事な要素の一つです。 具体的にいえば、全体の調和を乱すような人が一人でもいると、おそらく議論が円滑に進みません。

毎日事業者さんへの提案の方向性を議論するわけですが、経営診断報告書の作成期日は決まっているため、時間制限を設け方向性を決めなければならないのです。

  • それを後々になってかき乱すような人
  • 独りよがりの人
  • 強情な人やわがままな人

こういった方がいると、全体の議論が進まずに止まってしまいます。また、そこでメンバー間での喧嘩や、指導員の方との衝突が発生した日には、その後の空気がギスギスして実務補習がやりにくいでしょうね……。

更に、IT関係に詳しい人がメンバーにいないと、Wordのマージ作業や資料作成にとてつもない苦労を強いられると思います。今や情報収集でAIを活用するのは当然ですが、そういった活用方法を誰一人知らないと実務補習の作業全体が非効率なものになります。

私の班は全員が異なる経験、業種、職種で働いていたこともあり、全員がまとまっていたので大きなトラブルはありませんでした。指導員に続いて、メンバーにも恵まれたので本当に運が良かったです。

結論:実務補習が良い経験になるかどうかは「運」次第!?

というわけで、身も蓋もない言い方になりますが、結局実務補習を受けた方が良いかどうかは、『運』次第です。 他の実務補習の体験談と言ってることは同じになってしまうかもしれませんが、結局全ては運です。こればかりはどうにもならないのです。

私は人に恵まれ、運もよかったこともあって、実務補習は良い経験になりました。ただ、中にはしんどい思いをされた方もいらっしゃると思うので、全員が全員私のような感想にはならないでしょう。

繰り返しますが、マジで実務補習は運に左右されます!

コンサル未経験で能力不足を感じていても大丈夫な理由

あと、実務補習が上手くやれるかどうかについてですが、勿論指導員とメンバーに恵まれるかどうかに左右されますが、基本的には一次試験、二次試験の知識があれば大丈夫です。

実務補習のテキストにも書いてありますが、以下の心構えが超重要です。

「上手くやろうとするよりも一生懸命やることを心掛ける」

議論の際に発言をしたり、アイデアを提案したり。それが採用されるかどうかは重要ではなく、議論が活発になるような発言を自主的にできるかどうかが重要です。 過去に実務補習の経験がある人が班にいれば別ですが、基本的には全員がどうするか分からず手探りでやっている状態でもあり、指導員の方はそれが分かっているからしっかり導いてくれる……はずです。

おわりに

実務補習は大変かどうかを、個人的な感想でまとめました。 次回から、開始前~2日目、3日目~5日目、6日目~8日目という感じで分けたいと思います。

何故こういう区切り方をするのかというと、私は今回リーダーに名乗り出たからです。 これまでの人生、リーダーなんてものをやったことがない自分が、実務補習でどのような経験をしてきたか、詳しくお伝えしたいと思います。

それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ABOUT ME
八木 孝浩
八木 孝浩
中小企業診断士登録予定
2025年度中小企業診断士試験に合格し、現在登録に向けて活動中。 また、ライトノベル小説家として3冊書籍を刊行。事務経験がメインの自分が、どのように中小企業診断士として活動していけるのか。そんな情報を発信しながら活動を続け、自分を磨いていきたいと思います。
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