考え方の違いが一発で分かる 五百田達成著「察しない男 説明しない女」

本紹介

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男性も女性も、異性と接する時に「どうしてこんなに自分と考え方が違うの?」と思ったことはありませんか?

男性にとっては、女性が複数人でなければ食事やお手洗いに行こうとすることを理解できないし
女性にとっては、男性が使えそうにないものを収集しようとすることを理解できない、なんてことも多いのでは?

本書では、そんな男性と女性の違いは異星人と接するレベル、という風に例えています。

そこまで考え方、感じ方が違う男女間で、どうすれば円滑なコミュニケーションができるのか。

本書では、基礎編、恋愛編、結婚編、ビジネス編として、様々な状況での男女の違うを紹介してします。

そして、本書の目的は「異なる考え方、感じ方の人と接する場合の人間関係をまろやかにする」ことです。

知識を付けるだけでなく、読み物としても非常に面白かった一冊なので、是非多くの人に読んで欲しいです。

男はこう、女はこう、と性別では分類できない

いきなりタイトル詐欺かと思うような説明ですが、本書でも性別という観点では綺麗に二つに分類はできないと説明しています。

その理由は、男性も女性的に考える人もいれば、その逆もあり得るからです。

ただ、本書では「~したがる男性、~を優先する女性」というように、各状況ごとに両極端な考え方の例を掲載していますが、男性も女性もどちらからいずれに当てはまるパターンが非常に多いです。

私も、大抵の場合は男性側の考え方に近かったですが、時には女性側の考え方に当てはまっている場合もありました。

読書を進むにつれて、「自分と違う考え方の人は何を重要視しているのか」というのが少しずつ分かってくるので、どんどん読み進めることができました。

せっかくなので、本書で紹介されている面白い特徴を一つご紹介します。

男は「行きつけ」に行きたい。女は「初めて」に行きたい

飲食店を利用する際の特徴として非常に面白かったのが、このテーマでした。

男性は冒険嫌いなので通い慣れた店に行き女性は刺激を求めて初めて行く店に行くことが多いそうです。

この点では私は男性側に当てはまっており、通い慣れた店を頻繁に利用し、数ある料理の中から当たりを引いたメニューを飽きずにずっとリピートするタイプです(笑)

対して女性は、どんなことが起こるか分からないことが楽しみ、と感じることが多いため、新たにできたお店に行こうとする傾向が強いようです。

皆さんはどちら側に当てはまるでしょうか?

繰り返しになりますが、性別によって綺麗に分かれる意見ではないため、人によっては本書に書かれているタイプとは逆の性別の方が当てはまるということも多いです。

このように、相手が何を重要視しているのかを理解することで、違いを理解することができて歩み寄ることができるようになりますね。

男性側の考え方である私としては、女性に対して「新しくできたあのお店に行こう!」と誘うようにすることを意識したいですね。

根本的に脳の仕組みが違うのだから、お互いに歩み寄ろう

何故性別によって考え方が違うのか。

これは、そもそも生まれた時から脳の仕組みが違っているので、考え方自体を矯正しようとすることがほぼ不可能です

例えば、男は察しが悪いが女は察しがいい、なんてことを聞いたことがあるかもしれません。

それは、女性の感受性は男性に比べてとてつもなく高い脳の仕組みをしているからです。

逆に男性は、女性に比べて長期的な展望を描くことに長けているので、こういった状況は男性が率先して女性をリードした方が失敗が少なくなりますね。

このように、長所や短所、特徴は大きく異なるからこそ、互いに理解して接することができればまろやかな人間関係を作ることができると思いませんか?

本書を読めば、この異性の違いを理解することができるので、読んでみることを強くお勧めします。

最後に何度も繰り返しますが、便宜上本記事では性別で分類して語っておりますが、当てはまらない場合も当てはまります。

家族、恋人、夫婦で一緒に本を読んで、楽しく違いの特性を分かるようになれれば最高だと思います。

終わりに

本書は、文章も面白おかしく書かれているので200ページ超えの本書をスラスラ読めてしまいます。

本当にオススメの一冊なので、是非読んでみてください。

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