どうも、哀歌です。
今回は、中小企業診断士の二次試験のバイブルともいわれる、ふぞろいシリーズについて購入のタイミングや活用方法についてご紹介いたします。
まだ一次試験も終わっていない時期ですが、ある程度二次試験のことを想定して準備しないと、スタートダッシュを切れずに足踏みしてしまうことになりかねません。
そうならないための事前の心の準備として、本記事を是非参考にしてください!
ふぞろいシリーズって何?
一次試験の勉強に全集中されている方は、「ふぞろい」シリーズについてあまりよく知らない、という人もいらっしゃるかと思います。
実際書店に行くと様々な種類がありますよね。
ふぞろいシリーズには、
①「ふぞろいな合格答案」
②「ふぞろいな答案分析」
③「ふぞろいな再現答案」
④「ふぞろいな合格答案10年データブック」
があります。
この中で、優先的に購入しなければならないのは「ふぞろいな合格答案」です。
もっと言うと、7月に発売予定の「ふぞろいな合格答案15」です。
理由は、一次試験終了後、まず間違いなく売り切れ状態になるからです。
「ふぞろいな合格答案15」には、受験生が非常に欲しがる令和3年度の二次試験の情報が盛りだくさんです。
簡単に説明すると、
①各ワードで採点された、再現答案の分析
②合格者から集めた、事例Ⅰ~Ⅳの再現答案集
③くすっと笑えたり、意外に役立つ情報が載っている特集記事など
が掲載されています。
確実に入手するためには一次試験前に購入すべし!
一次試験終了後、自己採点して合格してそうなら購入すればいいか、と考えている方も多いと思います。
それでも、売り切れになっている場合があることだけは十分注意してください!
当然ながら、再販されるまでには時間がかかります。
そのため、二次試験の勉強でスタートダッシュを切りたい人は、必ず一次試験前に購入しておきましょう。
自分は、既に3科目合格していたこともあり、絶対に一次試験を合格する覚悟だったので、予め購入をしておきました。
ちなみに
「最新のふぞろいが買えないのなら、2年度前のふぞろいを買ってそっちから勉強すればいいや」
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、そちらも売り切れる可能性があります。
というか、昨年はそうなりました(笑)
毎年、フリマアプリなどでは最新のふぞろいが定価以上の価格で販売されたりするので、十分注意しましょう!
A評価の再現答案は参考にすべきではない
さて、ここからは実際のふぞろいの活用方法についてご紹介いたします。
二次試験は各事例平均して60点を取れば合格する試験です。
そのため、各設問で高得点を取った答案を参考にしたいと考えられると思いますが、ちょっと待ってください!!
はっきり言います、ふぞろいのA答案の回答は80分で書けるレベルのものではありません。
もう一度言います。A答案の回答は80分では書けません。
そのため、A答案のような回答ができるようになろう、という勉強法はお勧めしません。
勿論、加点対象となっているキーワードについては参考にすべきですが、A答案のような整った回答をしようとは考えない方がいいでしょう。
参考にすべきはB評価答案
では、どの答案を参考にすればいいのか。
それはB評価の答案や、60点前後で採点された方の答案内容です。
ここで大事なのは
「なるほど、これくらい書ければ60点が取れるんだな」
という感覚や手応えをしっかりと把握しておくことです。
勿論勉強を始めたばかりの頃は60点答案ですら、
「ここまで書けないよ!」
と思われる方も多いでしょう。
それでも二次試験が近付いてきた頃には、
「多分これくらいなら書けそう」
という感覚になっていると思います。
そこからどうやって自分なりに点数を積み上げていくか。
試行錯誤を繰り返していくのが、二次試験の勉強だと思います。
事例Ⅳについての解説は期待しない
1点気を付けて頂きたいのは、事例Ⅳについて解法や解説はあまり期待しない方がいいということです。
損益分岐点分析や、正味現在価値を求めるNPVの問題など、回答については記載がされておりますが、そもそもの解き方が分からない場合は別の参考書を使って学習しなければなりません。
懇切丁寧に正味現在価値の求め方など解説してくれてはいないので、その点は注意しましょう。
ただし、ふぞろいもあくまで目安として考える
ふぞろいシリーズは、勿論二次試験の勉強を行う上で大事です。
しかし、だからといってふぞろいシリーズに書かれていることが全てではありません。
残念ながら、ふぞろいに掲載されている再現答案も、再現率が100%というわけではないでしょう。
再現を行う過程で、必ずズレが生じているはず。
それに、中小企業診断士の二次試験、筆記試験の特性上、採点の基準も不明確です。
勿論ふぞろいを参考に自分の回答を採点することは間違っていないとは思いますが、それが絶対に正しい点数ではないことは頭の片隅に入れておいてください。
終わりに
今回は、少し早いですが二次試験対策に必要なふぞろいシリーズについてご紹介いたしました。
まだ一次試験終わってないよ! という方もいらっしゃるかと思いますが、多少余裕が出てきた人は一度二次試験の過去問を解いてみた方がいいと思います。
早め早めに動いて、合格を勝ち取りましょう!
自分も二次試験合格に向けて、勉強頑張ります!
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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