中小企業診断士二次試験の勉強は迷走しないように

中小企業診断士試験

どうも、哀歌です。

今回は二次試験の勉強について、自分の経験に基づいた迷走回避の方法について紹介したいと思います。

二次試験は模範解答が公開されない記述式の問題であり、様々な勉強法が紹介されています。

ただその中には、「そこまでやる必要ある?」と思う勉強アプローチをいくつか目にしたことがありました。

二次試験の時間が限られる中、効率的に合格に辿り着くために迷走を回避するアドバイスができたらなと思います

国語の勉強、文章力の勉強をする

このような記事を何度か見かけたことはありますが、改めて国語や文章の勉強は必要ではないと思います。

というか、一般的な国語の勉強なんてしたとしても時間の無駄かと思います。

二次試験は記述式の問題で、限られた文字数、時間の中で助言を書く必要があります。

そして回答の際は、「採点者が読みやすい」文章を意識して回答をした方がいい。

これについては私も異論はありません。

ですがこの、「採点者が読みやすい」という部分を曲解してしまい、文章校正の本を読んでみたり、大学受験の現代文の過去問を使ってみたり、ということまで行う方がいました。

結論を言えば、その分の時間を過去問に取り組んだり、自分なりの回答の型を固めた方が遥かに有意義かと思います。

そもそも総合的な国語の能力、文章能力を向上させるのであれば、自分の文章の書き方を二次試験に特化させた方が点数を取れる可能性が高いと思います。

実際自分もビジネス文書の書き方に関する書籍を買いましたが、二次試験には活かせておりません(笑)

むしろ資格取得後の実務で初めて活用ができそうなので、試験前に読破する必要はありませんでした。

試験委員の本を読む

これについては無駄、とはいいません。

自分も岩崎邦彦先生の「スモールビジネス・マーケティング」の書籍は読みました。

ただ、これは一次試験の試験日のかなり前から読んだものなので、この記事を書いた八月時点に限って言えば、あまりお勧めはできないかなと思います。

何故なら、二次試験の担当者は数多くいらっしゃるので、全員の書籍に目を通すとなるとコストや時間がかなり必要になります。

一次試験が免除になっており、二次試験の勉強に集中しているという方が、春頃にちょっと目を通してみるのであれば効果はあったかもしれません。

しかし、今から書籍を買い漁ろうとするのであれば、読書の時間を二次試験の勉強に使った方が有益です。

仮に書籍を購入して通勤の電車内で読むにしても、暗記することが多くあると思いますので、そちらに時間を割くべきかと思います。

勿論、書籍から学んだことはあります。

ただそれは、一般的に言われている中小企業の経営戦略のことであり、事例Ⅰを勉強していると身に付いてくる考え方でした。

ですが、特に書籍を読むまでして知識を深めなくても……とは思います。

製造業の現場について詳細に調べる

事例Ⅲは製造業がテーマになっていますが、製造業について詳しくないので現場のことを詳しく調べようという方もいらっしゃします。

例えばyoutubeなどでマシニングセンタってこんなものか、と知るくらいなら良いと思いますが、仮に現場を見学しに行こうというものなら、そこまでしなくても、と思います。

確かに事例Ⅲの与件文は、他の事例と比較すると若干現場のイメージがしづらいです。

専門的な製造業の現場が取り上げられていたり、専門用語が多かったりで理解がしづらいかと思います。

自分も事例Ⅲはイメージしづらいなぁと思いましたが、それでも事例Ⅲは去年69点を取ることができました。

事例Ⅲの設問では、専門的な用語について問われることはほとんどありませんので、工法や製造方法の詳細まで把握する必要はありません。

上述の通り、工作機械をちょっと動画サイトで調べるくらいならいいですが、あまりのめり込みすぎないように気を付けてください。

終わりに

二次試験まで徐々に時間がなくなってきました。

自分も含め、働きながら資格取得を目指している方は効率的な勉強が求められてくるので、迷走はなるべく避けて合格に辿り着く勉強を継続したいですよね。

それでは、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました