どうも、〇〇です。
今回は2022年度、中小企業診断士二次筆記試験の点数と、各事例でやらかしてしまった回答の反省点をまとめたいと思います。
昨年度の試験の点数は、写真の通り四科目合計で213点でした。
一昨年度の点数が224点でしたので、予備校を活用したにも関わらず全体的に点数が下がるという悔しい結果になりました。
その中でも、各事例でやらかしてしまった回答と、反省点をまとめましたので、今後受験を検討される方は是非参考の一つにしてみてください。
2022年度の全ての回答は、過去の再現答案の記事から確認してみてください。
それでは事例Ⅰからいってみましょう。
事例Ⅰ
実際の回答
取引関係を強化し消費者ニーズを共有し商品開発を行うことができる関係を構築する。大手中食業者と積極的な人材交流を図ることで対応能力を向上させ、従業員の定着率を向上させる施策など共有を行う
反省点
冷静に考えると穴に入りたくなるくらいに恥ずかしい回答なのですが、何故か回答の方向性が従業員の定着率の改善になっていますね。
与件文には「売上高の依存割合が年々増加していった」という、あからさまに改善しなければならないことが書かれているので、回答の方向性としては、新たな取引先を獲得+売上向上+大手中食業者への依存割合低下+経営リスク分散、が望ましい方向性でしたね。
このやらかしを犯してしまった原因については当時の記憶が大分薄くなってしまったので正確には覚えておりませんが、自分が勤めている会社で他社と交流して人材採用のノウハウを学ぶ、ということが行われていました。
おそらく、それに引っ張られてこのような回答をしてしまったのだと思います。
こういった回答が、俗に言うポエム回答と言われるのでしょうね……反省。
事例Ⅱ
実際の回答
競合は大手食肉卸売業社やコロナ禍で在庫を抱えた食肉販売業者。顧客は料理の楽しさに目覚めた客や作り立ての揚げ物を買い求める客、ホテル、旅館や飲食店。自社は良い食肉を仕入れられ商品のクオリティが高い。食肉加工の技術力が高く自社ブランドを保有している。顧客ニーズに対応できメニューの提案を行うことができる
反省点
書いてある内容は特に大きく外れてはいないのですが、不足しているのは以下の2点かなと思います。
①顧客について、状況が書かれていない
②自社に関して多面的な視点がない
かと思います。
①について、ホテルや旅館を顧客としている点はいいのですが、コロナで取引が激減している等、状況が書かれていないことが非常に良くないですね。
過去問を勉強された方は平成30年度の事例Ⅱの問題を思い出してください。
ここでも3C分析の問題が出題されましたが、この問題を解いた方は「昔なじみのビジネス客が8割だが、高齢化が進み減少傾向」という風に回答を書く方が多いと思います。
つまり、顧客+現在増加しているのか、減少しているのかの状況、を記載することが求められるかと思います。
この観点から見ると、私は状況面での視点が完全に抜け落ちてしまっているので、点数があまり入らなかったかなと思います。
また、自社については強みだけを羅列しておりますが、弱みもしっかりと分析して記述しなければいけませんね。
今回の問題では、大手ネットショッピングモールに出店したが冷凍在庫が捌けなかったので、ネット販売が得意ではない点についても触れるべきでしたね。
事例Ⅲ
実際の回答
プレス加工から製品仕上までの工程を含めた生産計画を短サイクルで作成し確定受注量に合わせた小ロット生産ができるようにする。基準日程について顧客企業の小ロット生産の要望に対応したものに変更し小ロット生産の依頼に応える。
反省点
最大の反省点は、段取り作業に関する改善点に触れていない点です。
実は段取り作業に関する改善については、設問2の回答に使ってしまったため、ここでは触れなかったのです。
ただ、実は段取り作業の改善については最後まで設問2か設問3のどちらで使うかを迷っておりました。
そして、設問2で使ってしまうという失敗をやらかしてしまっています。
実は事例Ⅲについては予備校で、「要素をどちらで使うか迷った時は、どちらの設問でも使え!」と教わっていたのですが、見事にその教えを実行できていません(泣)
本番の緊張でその教えを思い出せなかったのもありますし、段取り作業の改善に触れるだけの回答欄の余りがなかったのです……。
はい、言い訳ですね(笑)
今後二次試験を受験される方は、是非私の失敗を参考にしてください。
どの設問で使うか迷ったら両方の設問で使え! ですよ!!
事例Ⅳ
実際の回答
リスクは中古車販売事業や中古パーツ販売で棚卸資産回転率の悪化や人件費の増大による売上高営業利益率が低下すること。需要予測の精度向上で棚卸資産の在庫を抑制し、ノウハウの共有により人件費増大を抑制する
反省点
あれだけ過去問を解いてきて、為替予約やオプション利用のメリット、デメリットを覚えていたのに、何故為替リスクを想定できなかったのか……。
与件文を読むと、今回のD社は海外での販売を行おうとしているんですよね。
それなのに、何故為替リスクを想定できずに……ぶつぶつ……。
と、凄まじい後悔しか残らないので、反省はここまでにします(笑)
海外進出が絡んできたら為替リスクを想定する。
是非皆さんも意識してください!
終わりに
今回は2022年度の二次筆記試験を反省しました。
2022年度の過去問を解く時は、常に悔しさと反省を抱えながら毎回問題を解いておりました。
このブログを読んでくださった方が、私のような失敗をしないことを願っております。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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