どうも、哀歌です。
今回は、二次試験事例4で60点の合格点を取るための戦略について、
自分の手痛い失敗経験を元に情報をまとめてみようと思います。
令和3年度の二次試験では、こちらでも紹介した通り、事例4はB評価。
かなり勉強してきたつもりでしたが、それでもA評価は取れませんでした。
自分の勉強法の何が悪かったのか。
この失敗談から、今年の二次試験受験生の皆さまにも何かの参考になればと思います。
事例4に関する取得資格

まず、事例4に関連する自分の保有資格について簡単に紹介させてください。
・日商簿記2級
・建設業経理士検定1級
以上の2つの資格を保有しています。
「建設業経理士検定って何??」と思われる方も多いと思いますが、
これについては後日、中小企業診断士試験との相乗効果について詳しくまとめようと思います。
内容や難易度については、日商簿記1級>建設業経理士検定1級>日商簿記2級>建設業経理士検定2級、
と考えて頂いていいと思います。
使用した教材
二次試験の事例4を勉強されている方なら、一度は目にした問題集かと思います。
本試験までに、この問題集を5周しました。
令和2年度から平成20年までの過去問について、本番までに6周こなしました。
全知識&全ノウハウについては、解き終えた後の解説や解法を身に着けるために活用しました。
そして本試験へ……

ここまで勉強してきたし、事例4はばっちりだ! 何でもこい!
そんな心境で本試験に臨みました。
経営分析→知識問題と回答用紙を埋め、まずCVPの問題に取り組もうとしたのですが……
わ、分からん!!!!
試験前の心境はどこへやら、焦りばかりが生まれて頭が真っ白に。
じゃあNPVの問題はどうだろうと思って、そっちの問題を見てみましたが……。
こっちの方がもっと分からん!!!!
焦りもピークに達して、このままでは40点以下の科目不合格が脳裏をちらつきました。
しかし分からないなりにもどうにか足掻き、計算過程を絞り出して回答欄を埋めました。
そして試験終了後、がっくりと肩を落としながら帰路につきました。
事例4の敗因

あれだけ勉強してきたのに、一体自分の勉強の何が悪かったのか。
冷静になって分析してみて、2つの失敗があったなと思います
既出の計算問題ばかりを解いていた。
本番の試験に向けて最も有益な教材は過去問だと思います。
ただし、自分は解けたことや解法を覚えていることに満足してしまい、応用力の向上を怠ってしまいました。
本番の試験では、過去問の類似問題は出題されますが、同一の問題は出題されません。
頭では分かっていましたが、解けたことへの満足感によって実力が付いたと勘違いしてしまい、本番の試験の失敗に繋がりました。
出題傾向の分析、対応ができていなかった。
もう一つは、出題された問題の傾向の分析が足りなかったことです。
特にCVPについては、令和2年度の問題から傾向が明らかに変わったと実感しましたが、その対策をしませんでした。
「ただ公式を覚えて、計算ミスをしないように」では通用しません。
次も変化球が来るだろうと見越して、対応力を強化しておくべきでした。
対策

自分に不足していたのは、幅広い問題への対応力や幅広い会計知識の獲得です。
そのため、中小企業診断士二次試験の過去問ばかりを解くのではなく、
「イケカコ」と呼ばれる意思決定会計講義ノートや、ビジネス会計検定の問題に触れていくのも自分のためになるのかなと思います。
終わりに
今回は事例4の戦略についてまとめてみました。
合格者のブログや予備校によって、事例4に対する戦略は様々です。
私は、一度失敗したという経験を活かして、今年の事例4をしっかり得点源とできるように頑張りたいと思います。
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