簿記二級があってよかったこと【中小企業診断士試験】

一次試験全般

どうも、哀歌です。

本日は、簿記二級が中小企業診断士試験にどのように役に立ってくれたか、を紹介しようと思います。

よく中小企業診断士の試験を受けるにあたって、日商簿記二級を取得すべきかどうかという意見をよく目にしますが、その点について実際の取得者の目線で前回よりも深く書いてみたいと思います。

確かに結論としては、日商簿記二級は取っておいた方がいいですが、今年中小企業診断士一次試験を受験される予定の方は受験しない方がいいです。

あくまで、二次試験に再チャレンジする方や、今後将来的に中小企業診断士の試験を受けてみたいという方向けになりますので、ご注意ください。

財務・会計の試験の難易度がかなり下がる

一次試験の中で、苦手な人は苦手だと感じている財務・会計の問題。

ただ日商簿記二級を持っていると、過去問に出たことがない難易度の高い問題でも、その場で対応できる可能性があがります。

日商簿記二級では、仕訳やBS、PLに関する知識は勿論のこと、税効果会計など難易度の高い問題が出題されます。

中小企業診断士の試験でも、上記のような問題は出題されますよね。

これに関する対応能力については、中小企業診断士の試験勉強だけの人と比べると、簿記二級を持っている人の方が圧倒的に高いです。

理由としては以下の二つ

①簿記二級、特に日商簿記二級の問題は結構いやらしい問題が出るので応用能力が身に付いている。
②簿記の過去問をやることで、幅広い問題の対応能力が身に付いている。

以上があげられます。

現在一次試験の勉強を行っていて常々思うのが、色んな問題に触れておくことが総合的な実力アップに繋がる、と感じることです。

勿論、過去問を優先して解くということが第一ですが、余裕があれば様々な教科で色んな問題に触れておきたいと思います。

その点から考えると、簿記二級の勉強というのは中小企業診断士の勉強に大きなシナジーをもたらします。

実際私も、他の科目合格狙いで受験した時に財務・会計を全く勉強していなかったですが、
「ちょっと勉強すりゃいけるな、これなら」
という手応えを感じたので、簿記二級の取得は是非お勧めしたいですね。

事例Ⅳ対策にも繋がる

一次試験の財務・会計だけではなく、二次試験の事例Ⅳ対策にも簿記二級は有効です。

これについては、勿論解けそうな問題が増えるというのもありますが、事例Ⅳ特有の「難易度が高すぎて解けない問題」を見分ける力が付くと思います。

事例Ⅳに関しては、取るべき問題を確実に取り、取れなそうな問題はそこそこにしておく、という立ち回りが必要だと考えています。

そのため、難易度評価をするためにも、簿記二級で培った知識がフルに活用できると思います。

事例Ⅳの対策としては、毎日コツコツと問題を解くことが重要です。

そのため、今年の二次試験に備えているという方は、まだ10月まで時間がありますし簿記二級の勉強をしてみるというのはいかがでしょうか?

簿記の試験は一年に複数回ある

そして中小企業診断士の試験と違い、簿記二級の試験は一年に複数回あります。

そのため、挑戦する機会は豊富ですし勉強して損はないと思います。

合格したのであればその勢いに乗って二次試験に挑戦できますし、仮に不合格であったとしても二次試験の事例Ⅳの実力が付いているので、いいことしかありません。

そのため簿記二級の勉強は個人的には非常におすすめです。

しかし繰り返しになりますが、中小企業診断士の一次試験の受験を控えているという方についてはそちらに集中すべきです。

簿記二級をおすすめするとはいえ、難易度が決して低くない試験ですのでちょっと勉強したくらいでは合格できません。

また、簿記二級特有の嫌な問題もあるので、その点は皆さんで検討してみてください。

終わりに

今回は簿記二級が中小企業診断士試験にもたらしてくれたことについて紹介しました。

気になる方は書店にて簿記二級のテキストや過去問を覗いてみるといいですよ。

それでは、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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